経団連の榊原定征会長は7日の定例記者会見で、電通の新入社員が過労自殺した問題に関し「過労死は絶対に起こしてはいけない。経営陣は確実な是正を図っていただきたい」と述べ電通の首脳が先頭に立って改革に取り組むべきだと注文した。
また榊原氏は「長時間労働の是正を求める呼び掛けを強化したい」と語り、会員企業に働き方の見直しを進めるよう求めていく方針を示した。「トップがリーダーシップを発揮し、長時間労働の是正を進めることを訴えたい」とも強調した。
具体的なやり方については「(電通への)強制捜査の内容を分析した上で、どう発信するのか考えたい」と述べた。