--他社のソフト事業者との違いは
「オフショア開発の受託会社はコスト削減を売り物にしていることが多いが、当社は技術スキルで勝負する。オフショアは下請け的な業務が主流だ。しかし当社はエンジニアを顧客の元へ派遣して開発の提案をすることで、より高度な要望に応えているため、顧客向けに最適化できる強みがある」
--メディカル分野にも強い
「医療現場の業務効率を改善し、経営の質を高めるソフトウエアを開発している。レセプト(診療報酬明細書)点検ソフトでは日本のリーディングカンパニーとして支持され、約1万2000の医療機関に利用されている。すでに開発が終わっているストック型ビジネスなので利益率が大きく今後も拡大余地があり、グループ病院や診療所を中心に導入を促していく」
--今後の戦略について
「当社のエンジニアの技能が評価され、日本に20社ほどしかないIBMの戦略的パートナー企業に選ばれた。これを呼び水にして、金融業、大手車載機器メーカーなどと協業を進めている。メディカル事業に関しては、レセプトのデータ解析をする分析エンジンを構築する。来年以降、米国へも本格的に進出する計画で、すでに高精度3D(3次元)マップやメディカル領域で米国のパートナー企業との協業を獲得した」
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【プロフィル】青木正之
あおき・まさゆき 大阪府立吹田東高卒。1985年ワールド子会社のルモンデグルメ入社。95年ワールドに転籍。ワールドクリエイティブラボを経て、2005年AWS(現・AWSホールディングス)会長、13年6月から現職。58歳。大阪府出身。
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【会社概要】AWSホールディングス
▽本社=東京都文京区小石川2-23-11 常光ビル9階
▽設立=2005年12月
▽資本金=6億8069万円
▽従業員=757人(16年9月末時点)
▽売上高=29億2600万円(16年3月期)
▽事業内容=ITソリューション開発、ソフトウエア開発