円高逆風、4年ぶり営業減益 東証1部9月中間 鉄鋼52%落ち込む

2016.11.12 06:35

決算資料を次々と棚に投函する企業の担当者=11日、東京証券取引所
決算資料を次々と棚に投函する企業の担当者=11日、東京証券取引所【拡大】

 東京証券取引所に上場する3月期決算企業の2016年9月中間決算の発表が11日、ピークを迎えた。SMBC日興証券が、10日までに発表を終えた東証1部上場企業1134社(金融除く、全体の87.1%)の9月中間決算を集計したところ、本業のもうけを示す営業利益の合計は前年同期比9.8%減の14兆6440億円。決算未発表企業の予想数値を足しても、中間決算としては4年ぶりの営業減益となりそうだ。前年同期に比べ大幅に進んだ円高が逆風となり、製造業を中心に収益を下押しした。

 営業利益は、円高が悪影響となる製造業が前年同期比14.1%減だったのに対し、電気・ガスを除く非製造業が2.2%増と明暗を分けた。業種別にみると、電気機器が24.3%減、自動車などの輸送用機器が20.5%減、機械が19.2%減。また、鋼材市況が低迷する鉄鋼は52.5%減と苦戦し、海運業も営業損益が赤字に転落した。

 17年3月期通期の業績予想も、1134社の営業利益の合計は前期比9.1%減の28兆1460億円。製造業は12.7%減と16年9月中間決算と減益幅が大きく変わらないが、電気・ガスを除く非製造業は4.7%増と増益幅が広がる。

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