電通が14日発表した2016年1~9月期の連結決算は、最終利益が511億円だった。決算期が変更されたため単純比較はできないが、前年同期に比べ17.3%増加した。リオデジャネイロや東京五輪関連のスポンサー収入が利益を押し上げた。9月に発覚したインターネット広告の一部代金過大請求や、過重労働問題が業績に与える影響は「今の所、みられない」(広報担当者)としている。
売上高に相当する収益は、0.6%増の5882億円だった。
9月にネット広告の代金の一部を過大請求していたことが発覚したが、市場が拡大していることもあり、ネット広告の売り上げは9月、10月と前年同月比で10%以上伸びている。ただ、同日、16年12月期の単独売上高予想を300億円下方修正し、前年同期比2.6%増の1兆6000億円になる見通しだと発表。投資有価証券売却益248億円を計上するため、最終利益については166億円上方修正し、40.6%増の856億円になる見通しだ。