--FSCラベルを販売に活用する企業が増えている
「世界で最も信頼度の高いマークとして、企業活動に大きな影響を与えている。消費者はFSCラベル付き製品を選ぶことで森林保全に貢献できる一方、企業はFSCラベルを製品に採用することで、ブランド価値を高め、同時に環境に配慮した姿勢を示せる」
--今後の目標は
「当社の紙容器の約75%は再生可能な森林資源を素材に使っているが、ポリエチレンなどの枯渇資源もまだある。将来的にはそれを100%に高めたい。2つ目はリサイクルだ。20年までに全世界の紙容器のリサイクル率を現在の23.6%から40%に引き上げる。さらに、温暖化ガスの排出量削減にも取り組んでいきたい」
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【プロフィル】金井路也
かない・みちや 東京理科大工卒。2004年日本テトラパック入社。環境本部に配属後、スウェーデン本部での勤務などを経て、08年から現職。千葉県出身。