日本マクドナルドが期間限定商品を相次いで投入し、業績の回復が鮮明となっている。17日には創業45周年記念キャンペーンで行っている復活商品の第4弾として「かるびマック」(税込390円)を22日から12月中旬まで販売すると発表した。期限切れ鶏肉使用問題で客離れを起こしたが、期間限定商品や新作の発表を増やす戦略が奏功し、着実に客足が戻っている。
日本マクドナルドは10月5日から創業45周年を記念し、これまで人気の高かった4商品を期間限定で順次復活させるキャンペーンを展開している。第4弾では1998年に投入し、ビーフバーガーにピリ辛タレに漬け込んだカルビの組み合わせが大きな話題を呼んだ、かるびマックを発売する。
同社は今年に入り、こうした期間限定キャンペーンを積極的に展開している。また、これまで複数の商品を一度に発売していたが、小出しに毎週のペースで新作を発売し、話題づくりに力を入れている。
こうしたマーケティング戦略が功を奏し、10月の既存店売上高は前年同月比23.4%増と11カ月連続で増収が続いている。業績も着実に回復している。