
バンダイナムコエンターテインメントのVR対応ゲーム「サマーレッスン:宮本ひかりセブンデイズルーム」の一場面【拡大】
存在を感じるのはやはり、視線が合うときだ。「いったん目が合うと無視できなくなる。人間扱いしないといけない、と思うようになる」(玉置氏)という狙いがある。
サマーレッスンの題名の通り、舞台は真夏。これは、動いたときの衣服の表現が厚着では複雑になり、難しいことが大きい。髪形はポニーテールだが、これも、表現のしやすさから決まったという。
PSVRでは、海底でサメに襲われたり、ゾンビに追いかけられたりするソフトも出ている。異彩を放つサマーレッスンだが、ここに「コミュニケーション」というVRの一つの方向性がありそうだ。このゲームでは、ひかりの問いかけに対して、プレーヤーは選択肢を選んで答える。しかし、人工知能(AI)がさらに発達すれば、利用者が実際にしゃべっても会話が成り立つようになる。さらに想像をめぐらすと、接客業などの仕事の訓練や、人と話すのが苦手な人がそれを“克服”するためにもVRを利用できそうだ。
課題は、遊んでいる所を見られるのがやや、恥ずかしいことか。しかし、これを逆手に取り、利用者が動画サイトでゲーム内でのやり取りを実況中継したり、友人に遊ばせて反応を楽しんだりしていることも、ヒットの一因になっているとバンダイナムコはみている。
サマーレッスンはダウンロードで販売されており、価格は2980円。遊ぶには、「PSVR」と、据え置き型ゲーム機「PS4」が必要になる。(高橋寛次)