
ホンダのシリコンバレー・ラボがベンチャー企業と共同開発するスマートフォンをダッシュボードに接続し、カーナビとして使う試作車=15日、米カリフォルニア州マウンテンビュー【拡大】
ホンダは1981年に独自開発したナビを世界で初めて主力セダン「アコード」に搭載し、車載の情報技術で先行した。しかし、米調査会社JDパワーが6月に発表した16年の米国の新車初期品質調査では24位に沈んだ。質問項目のうち「(ナビなど)アクセサリー類の技術」の評価が低く、トヨタ自動車(4位)や日産自動車(10位)と大きく差が付いた。
北米地域本部長の神子柴寿昭は「(顧客の)評価の軸足が先進技術の使い勝手に移っている。改善の余地がある」と話す。
トヨタが米フォードの提唱するスマホ連携ソフトを採用するなど主導権争いは激しい。自主独立の傾向が強いホンダがオープンイノベーションを成功させることができるかが将来の競争力の鍵を握る。(敬称略)
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■ホンダ・シリコンバレー・ラボの主な外部連携
(企業/内容)
アップル/音声認識ソフト「Siri(シリ)」の運転手向けを共同開発。スマートフォンとカーナビなどを連動させるソフト「カープレイ」の開発でも連携
グーグル/スマホとナビなどを連動するソフト「アンドロイドオート」の開発で協業
ビザ/モバイル端末の決済アプリを使ってナビ画面で駐車料金などを支払うサービスを共同開発し、実証実験
ドライブモード/スマホをナビとして使う同社のソフトへの対応車種を開発