乗務員には、売り上げのノルマを課していない。それでも2013年9月期の売上高は15億1200万円で、長野県のタクシー会社ではダントツのトップだ。また、地方タクシーは赤字経営が珍しくないが、当社は黒字経営を続けている。お客さまに尽くせば、結果がついてくることを実証できていると思う。
▼おもてなしで信頼されるには?
【×】接客マニュアルを作る--「マニュアルで決まっています」
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【○】お客様からの「お礼」は共有する--「昨日、お客さまからこんなお礼の電話がありました」
【×】】まずお客さまとの関係をよくする--「お客さまへのあいさつを忘れないように」
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【○】まず社員同士の関係をよくする--「一緒に仕事をした社員へ『ありがとう』の言葉を忘れない」
【×】】効率を重視する--「自動ドアにしましょう」
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【○】非効率を残して「利用」する--「ドアを開けて差し上げましょう」
中央タクシー会長 宇都宮恒久
1947年、長野県生まれ。大学中退後、父親が経営する宇都宮乗用自動車商会に入社。その後、再建のため父とともに長野タクシーへ移る。75年に独立して中央タクシーを設立。乗務員の手動によるドア開けなどのサービス向上を徹底させる。2008年、会長に就任。
(野澤正毅=構成 南雲一男=撮影)(PRESIDENT Online)