
オリィ研究所が開発した小型分身ロボット「OriHime」(同社提供)【拡大】
もともと体が弱かったため、10代前半を不登校で過ごした吉藤健太朗社長。「1週間も誰とも話さない日が続くと、本当に言葉や笑い方を忘れてしまう」と話す。高校在学中に新機構の「傾かない、倒れない車椅子」を開発するなど、ものづくりへの強い関心があった。その後、人工知能(AI)の研究に取り組むも、「孤独による不安や寂しさを解消するにはやはりロボットしかない」と考え、オリィ研究所を立ち上げた。
今年4月、独立系ベンチャーキャピタル(VC)のビヨンド・ネクスト・ベンチャーズ(東京都千代田区)が運用するファンド(基金)と、起業支援のリバネス(同新宿区)などによるファンド、8人の個人投資家を引受先とする第三者割当増資を実施し、2億2977万円を調達した。
OriHimeはスマートフォンや携帯情報端末からインターネット経由で動かすが、吉藤社長は「パソコンなしでも動かせるような一体型など、利用シーンに合わせた新型機の開発に力を入れたい」としている。
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【会社概要】オリィ研究所
▽本社=東京都三鷹市下連雀3-3-50 パークファミリア 501
▽設立=2012年9月28日
▽資本金=1億3982万円
▽従業員=7人
▽事業内容=コミュニケーションロボット「OriHime(オリヒメ)」の開発販売