三井住友銀行は20日、米6位の貨車リース会社大手、アメリカン・レールカー・リーシング(ARL)を約27.8億ドル(約3200億円)で買収すると発表した。2017年前半に米投資ファンドから全株式を取得する。三井住友銀の子会社の米貨車リース大手、SMBCレール・サービシーズ(RS)との統合も検討する。ARLとSMBCRSが保有する貨車の合計は約5万5000両となる。
米国の貨車リース事業は、同国での主要な物流インフラである鉄道輸送需要を背景に安定した成長が見込める分野。リース会社が、農産物や石油化学、天然資源などの荷主企業に貨車を貸し出している。