エアバッグのリコール(回収・無償修理)問題に揺れるタカタの再建計画の策定が、当初予定から遅れ、越年する見通しとなったことが分かった。年内の策定を目指したが、タカタに出資するスポンサー選定をめぐり、タカタと自動車メーカーの意見集約や、出資条件の調整などが難航し、時間がかかっている。
関係者によると、スポンサー選定では、スウェーデンの自動車安全部品最大手オートリブと米自動車部品のキー・セーフティー・システムズ(KSS)の2陣営が優勢となっている。オートリブなどは既にタカタの資産査定に入ったもようだ。
当初、有力候補とみられた国内化学メーカーのダイセルと米投資ファンドのベインキャピタル連合は支援条件などをめぐり、自動車メーカーからの支持が広がっていない。そのため、優勢となっているKSSと協力し、タカタのスポンサーを目指す方向で調整している。
そのほか、米自動車部品のフレックス・エヌ・ゲートも候補に残っている。「いずれのスポンサー候補も決め手に欠ける」(関係者)といい、絞り込みは難航している。
タカタ製エアバッグに関しては、全体のリコール費用が1兆円規模に達するとみられている。再建計画の策定が大幅に遅れれば、タカタの経営が一段と悪化することは避けられそうにない。