
神戸製鋼所会長兼社長川崎博也さん【拡大】
--建設機械などの機械事業も苦しい
「これまで足を引っ張ってきた中国の油圧ショベル販売はここ4、5カ月、前年比でプラスになっていて、底打ちした感じだ。ただ、過去に中国が4兆元(約67.8兆円)の景気対策を実行した反動で需要が激減した経緯があるので、期待しすぎてもいけない」
--昨年7月には、栃木県真岡市にあるアルミ板工場の隣接地でガス火力発電所の建設に着手した
「19年以降、10年以上の供給契約を結んでいる。(素材や機械は)損益の山と谷が大きいが、電力事業の収益は安定していて、両方が苦しいときにカバーできる。供給開始が今年からだったらもっと良かったが」
--今年の抱負は
「鉄鋼は上工程の集約が終わり、ほとんどの新設備が立ち上がる。機械では建機以外に、プラント向け大型ターボ圧縮機などの新製品が立ち上がる。これらの本格的な収益貢献は20年以降かもしれないが、今年は浮上のきっかけをつかむ非常に重要な年になる」
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【プロフィル】川崎博也
かわさき・ひろや 京大大学院工学研究科修了。1980年神戸製鋼所入社、2007年執行役員、12年専務、13年4月社長。16年4月から会長を兼務。和歌山県出身。