
「国産木材の空間は人が集まりやすい雰囲気を演出する」と語る内田洋行の大久保昇社長【拡大】
例えば「リビング・ワークスペース」は、チーム運営で行き詰まったときを考えて設計。リビングルームのような居心地のよい空間とすることで、リフレッシュできるようにした。
沈思黙考という空間も用意。他者を自分の世界から完全に取り除き、自分やプロジェクトなどにきちんと向き合うことができるようにする。
新たな価値を「共創」
岡村製作所は、働き方や働く場をさまざまな関係者とともに考えていく活動「WORK MILL(ワークミル)」を立ち上げた。その一環として17年から春と秋にビジネス誌を発行する。ソリューション戦略部未来企画室の遅野井宏室長は「一人一人の生産性に着目しながら楽しい働き方を提唱していきたい」と語る。
また組織の壁を越えて多様な人材を集め、価値創造を目指すため、東京と大阪、名古屋の計4カ所で「共創」を切り口にした空間を運営。その過程で得た知見を発信していく。
政府は子育てと仕事の両立支援のほか、女性や高齢者、障害者の活躍推進、外国人など多様な人材の活用など雇用環境の整備を進めている。企業が競争力やブランド力を高めるためには、こうした動きに積極的に呼応する姿勢が求められる。20年に向けて大型オフィスビルの開発ラッシュも追い風となり、働き方改革に基づいたオフィスづくりは一段と加速するとみられる。(伊藤俊祐)