--注力しているブラジル経済をどうみる
「米利上げに伴う新興国からの資金流出の懸念はあるが、政治的な動揺が続いたブラジルは昨年のテメル政権発足や資源価格の回復を背景に、景気は底打ちして高水準のインフレ率も収まりつつある。インフラ投資の日本への期待は高く、商機はある。昨年末には、参画するジラウ水力発電所のフル稼働や、世界最大の鉄鉱石鉱山、カラジャス鉱山で拡張生産が始まった」
--15年度の最終赤字からの復活の道筋は
「しっかり反転したことを示していきたい。優良な資産への入れ替えや、『デリバラビリティ』と呼ばれる、掲げた目標やゴールを本当に達成してきちんと実現できるかにこだわる。一方で、最終利益の順位づけよりも、三井物産らしい国づくりに貢献する仕事にこだわる姿勢は変えない。本社はスリム化し、世界のどこでも新しい仕事を生み出し、持続的に成長するモデルに変える」
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【プロフィル】安永竜夫
やすなが・たつお 東大工卒。1983年三井物産入社。経営企画部長、執行役員機械・輸送システム本部長などを経て、2015年4月から現職。愛媛県出身。