ギャンブル依存症での突き上げにせよ、リカバリーサポートネットワークへの業界を挙げた支援や、のめり込みに対する研究への取り組みなど、これまでの地に足の着いた活動を正確に広報する必要がある。また、風営法下で娯楽として規制を受けている現状で、今般の遊技機市場シフト(のめり込み抑制に向けた規制強化)により、さらに売り上げが下がることも予想されるなか、追加で出費が必要となれば、業界・企業単位で精力的に取り組まれてきた社会貢献事業へのマイナス影響も懸念される。個人的に誤解を恐れずにいえば、ギャンブルとして依存対策の費用を要求されるなら、ギャンブルとして風営法の規制から外し、負担金額を捻出できる営業環境を実現させるのが妥当ではないか。
ともあれ「変わること」を余儀なくされる2017年。どうせ変わるなら、社会という視座に立ち、産業としての骨格を強固にする1年であってほしい。
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【プロフィル】濱口理佳
はまぐち・りか 関西大学大学院文学研究科哲学専修博士課程前期課程修了。学生時代に朝日新聞でコラムニストデビュー。「インテリジェンスの提供」をコアにワールド・ワイズ・ジャパンを設立。2011年、有志と“LOGOSプロジェクト”を立ち上げた。