16年清涼飲料、出荷最高に 健康志向で日本茶躍進

2017.1.24 05:00


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 2016年の国内清涼飲料の出荷量が前年比3%増の18億9600万ケース(1ケースは2リットル6本換算)となり、3年ぶりに過去最高を更新したことが23日までに、分かった。健康志向の女性を中心に支持を集めた日本茶が7%伸びたことが市場の拡大に貢献した。

 飲料総研(東京)がまとめた。出荷量全体に占める割合は小さいものの野菜ジュースも9%増え、健康を求める消費者心理の広がりを示した。

 企業別では、シェア首位のコカ・コーラシステムは日本茶「綾鷹 にごりほのか」と「爽健美茶」が牽引(けんいん)し、飲料総研の推計で前年比3%増となるなど、上位企業が軒並み出荷量を増やした。主力ブランドの販売に経営資源を集中する戦略が功を奏した。

 2位のサントリー食品インターナショナルは2%増。主力ブランド「天然水」が1億ケースを超えた。「アサヒ 十六茶」が好調だった3位のアサヒ飲料は3%増で、4位のキリンビバレッジも中身とパッケージを刷新した「生茶」がヒットし、9%増だった。

 成長する日本茶とは対照的に、ウーロン茶はマイナス9%となった。健康飲料としての歴史の古さがあだとなり、新味のある日本茶に消費者の好みが移ったとみられる。

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