
中国からの団体客らでにぎわう免税店=東京・銀座(宮川浩和撮影)【拡大】
こうした変化に対応し、高島屋は中国最大のインターネット旅行会社「携程旅行網(シートリップ)」と昨年4月に提携し、サイトにキャンペーン情報などを掲載し始めた。大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ.フロントリテイリングは、「個人旅行者は飲食への支出が多い」(幹部)とし、中国最大級のグルメ情報アプリ「大衆点評」と提携。昨年から同社の店舗を検索できるようにし、今年1月からは広告も出稿した。
爆買いは終息したが、昨年12月の訪日外国人の売上高は8.3%増と9カ月ぶりにプラスに転じた。J・フロントの山本良一社長は「トランプ相場による昨秋以降の円安傾向で、訪日外国人が買い物をしやすくなった」と説明する。それでも円高傾向に転じれば、再び売り上げの落ち込みが予想される。百貨店各社は爆買いに頼らずに、中国人観光客の購買力を取り込む施策を急いでいる。(大柳聡庸)