
「2年で改革を成し遂げる」と語る電通の山本敏博社長=東京都港区の同社【拡大】
電通の山本敏博社長は2日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、インターネット広告の不正取引問題を受け「ネット広告を担当する本社やグループの社員を増やすほか、(業務委託している)提携先を増やす」方向で検討していることを明らかにした。人的資源を適正に配置し、再発防止につなげる。新入社員の高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺した問題で引責辞任した石井直前社長の後を受け1月23日付で就任したばかりだが、企業改革は「2年で成し遂げる」と強調した。一問一答は以下の通り。
--一連の問題を受け、どう企業改革を進めるのか
「法令を守り社員が健康でいることが、仕事の品質向上や顧客満足につながる本来あるべき姿に戻す。そのためには、課題を明らかにし具体的な施策を作った上で、それを検証しながら実行していく。拙速であってはならないが、2年で改革を成し遂げる」
--ネット広告不正では自身も処分を受けた
「責任を痛感している。一方、辞任した石井前社長の後任の最大のミッションは改革を断行することだ。後任社長として、取締役会の総意で選ばれた。託された使命を全力で成し遂げる。ネット広告については、人員増や提携先の拡大などを検討し、仕事に従事する人と時間を増やす」