
記者会見するスズキの原山保人副会長=6日午後、東京都千代田区【拡大】
これに対し、スズキは、提携でトヨタ連合に加わることにより次世代技術の開発の流れに取り残されないようにする思惑がある。スズキの2017年3月期の研究開発費は1400億円でトヨタの8分の1に過ぎず、開発人員も少ない。次世代技術への対応を進めるには強力なパートナーが不可欠となっていた。スズキの原山保人副会長は6日の会見で、「トヨタが進める(技術の)オープン化に一緒に取り組むことが重要だ」と述べ、トヨタとの提携の進捗(しんちょく)に期待を示した。
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■トヨタとスズキの関係
・創業家の豊田家と鈴木家の発祥がともに遠州(現在の静岡県西部)
・1950年、前年の労働争議で資金繰りに窮したスズキをトヨタが資金援助
・75年、エンジンの排ガス規制をクリアできなかったスズキにトヨタがエンジン供給
・2016年10月12日、提携に向けた検討開始
・17年2月6日、業務提携に向けた検討を始める覚書を締結し、提携の推進体制発足