国内メーカーでは川崎重工業の二輪車販売子会社、カワサキモータースジャパンが昨年、専売の「プラザ」店を全国6店から19年度中に120店に拡大する方針を発表。併売店は400cc以下の車種に限って差別化する。大型車も売るプラザ店は車検ができる指定整備工場を取得するほか、内外装を統一し、ライダー用ファッションも展示する。寺西猛社長は「ブランドの広告塔として専売店でカワサキ車の価値を丁寧に伝えたい」と話す。
日本自動車工業会によると、国内の二輪車販売は1982年に326万9872台の過去最多を記録したが、昨年は37万2891台と約9割減少。なかでも原付きスクーターなど小型車は、「電動自転車や軽自動車への移行で大きく減っている」(ホンダ)。
251cc以上の大型車は6万2908台と台数は少ないが、収益性は高い。ただ、大型車市場は独BMWなど輸入車の人気が高い。日本自動車輸入組合によると、昨年の輸入二輪車の販売は2万2204台で、大半が大型車とみられる。
専売店を中心にブランドを確立する輸入車メーカーに対し、国内各社も専売店網を強化することで大型車市場での巻き返しを図る。