清水建設、電力需要予測システム開発

 清水建設は10日、中部大と共同で建物の電力需要を高精度に予測するシステムを開発したと発表した。同大学の施設57棟に関し、4年分の気象データと施設利用状況、電力消費量を人工知能(AI)に学習させた結果、翌日のピーク電力需要を誤差5.7%の範囲で予測できるようになったという。同社は電力小売り事業に参入し、自社で設計・施工したビルなどに来年から再生可能エネルギーを供給する。今回のシステムなどを活用し、顧客の最適な電力購入を支援する考えだ。