出光の創業家代理人が辞任 昭和シェルとの合併協議の行方不透明に (1/2ページ)

浜田卓二郎弁護士
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 出光興産の創業家代理人を務めていた浜田卓二郎弁護士は10日、代理人を辞任したことを明らかにした。浜田氏は、出光と昭和シェル石油との合併計画に反対する創業家の代理人として「合併の無期延期が表明され、一つの目標は達成できた」とのコメントを出したが、出光昭介名誉会長らと意見が対立した可能性もある。

 9日付で創業家の資産管理会社「日章興産」の代表取締役も辞任した。浜田氏は大蔵省(現財務省)出身で、国会議員を務めた。数年前から出光創業家の代理人となり、昭シェルとの合併に反対してきた。

 出光は7日の決算発表の記者会見で、代理人同士の話し合いを始めたと明らかにしたばかりだった。経営側は合併に向けて説得を続けるが、代理人辞任による混乱で協議が長期化する恐れもありそうだ。

 両社の合併をめぐっては昨年6月、出光の定時株主総会で創業家が反対を表明。その後、昭介氏が昭シェル株を約0.1%取得するなどして合併阻止に動いた。創業家側は昨年7月11日を最後に経営側との正式協議に応じていない。