
会見で調査結果を説明するデル日本法人の黒田晴彦・最高技術責任者=14日【拡大】
またIT担当者と他部門の社員の給与格差について聞いたところ、8割が「変わらない」と答えたが、従業員数300名以上500名未満の企業ではIT担当者の給与水準を高く設定する傾向があることが分かった。高額報酬によりIT人材を確保する企業もあり、少人数でIT部門を運用管理している企業では人材流出によりさらなるリスクにさらされる危険がある。
このような状況を踏まえ、デルでは「ひとり情シス」を支援する中堅企業向けサービスを開始する。充分な検討時間が取れない企業向けに最適なクラウドを提案したり、「ITコンシェルジュ」を設置し高度化する顧客ニーズに対応していくなど、中堅企業に特化したサポートを展開していく。(久住梨子)