系列の垣根越え地銀再編 関西3行、来年4月統合

2017.3.4 06:56

会見終了後、手を合わせる(左から)近畿大阪銀行の中前公志社長、関西アーバン銀行の橋本和正頭取、みなと銀行の服部博明頭取=3日、大阪市中央区
会見終了後、手を合わせる(左から)近畿大阪銀行の中前公志社長、関西アーバン銀行の橋本和正頭取、みなと銀行の服部博明頭取=3日、大阪市中央区【拡大】

 りそなホールディングスと三井住友フィナンシャルグループは3日、関西の系列地方銀行3行を来年4月に統合すると発表した。持ち株会社を新たに設立し、三井住友系列の関西アーバン銀行(大阪市)、みなと銀行(神戸市)、りそな系列の近畿大阪銀行(大阪市)の3行を完全子会社にする。

 グループの垣根を越えた再編で規模拡大や経営効率化を図り、生き残りを目指す。人口減少や貸出金利の低下を背景に地銀再編の動きは全国的に活発化しそうだ。

 3行の総資産は計11兆円を超え、全国6位。京都銀行を上回り、関西では首位の地銀グループが誕生する。大阪地盤で営業エリアが重なる関西アーバン銀と近畿大阪銀は合併を検討する。

 りそなと三井住友、地銀3行が3日に基本合意し、大阪市内でトップ5人が記者会見した。りそなの東和浩社長は「新たなビジネスモデルを立ち上げ、関西の顧客基盤を大きく深化させる」と強調した。みなと銀の服部博明頭取は統合でも独立性を維持するとし「店舗を廃止することは考えていない」と明言した。

 近畿大阪銀の中前公志社長は大阪府内の店舗について、関西アーバン銀との重複部分があるとし「顧客のことを考えて、店舗配置を検討していく」と見直しを進める考えを示した。

 統合に向けて今年9月末までに最終契約を結ぶ。持ち株会社の名称や本社所在地は今後決める。りそなが持ち株会社の株式の過半数を持ち、連結子会社化し、来年4月に東京証券取引所に上場させる計画だ。

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