電機大手は26年に2000円▽27年は3000円▽28年は1500円-のベアを実施した。しかし、各社の業績は円高や海外市場の減速などで減収・減益傾向が続く。経営側は、過去3年連続のベア実施によるコスト負担増や、業績見通しの不透明感を理由に慎重な姿勢を崩していない。
実際、日立製作所は3年連続のベア実施で、グループ全体で人件費が180億円も増えたという。米トランプ政権の誕生や英国の欧州連合(EU)離脱決定などで世界経済の不透明感が広がっていることも、経営側の大きな悩みの種だ。15日の集中回答日に向け、交渉は一段と厳しさを増している。(宇野貴文)