三越伊勢丹HD、大西社長の退任で調整 構造改革で成果出せず

2017.3.6 11:32

 百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)の大西洋社長(61)が3月末に退任する方向で調整していることが6日、分かった。国内市場での百貨店離れや中国人訪日客の“爆買い”の鈍化で業績が悪化する中、構造改革で成果を出せなかった責任を明確化する。

 伊勢丹出身の大西氏は平成24年に三越伊勢丹HD社長に就き、三越出身の石塚邦雄会長(67)を後ろ盾にグループを率いてきた。大西氏の後任は現時点では未定で、石塚氏は留任するもようだ。同社は6日、「代表取締役の異動は、7日開催の取締役会で決議する予定」とのコメントを発表した。

 三越伊勢丹HDは売上高に占める百貨店事業の比率が競合他社に比べ大きいことが課題で、大西氏は地方店の閉鎖や他社との提携といった構造改革に取り組んだが、29年3月期の営業利益は前期比28%減の240億円と大幅減益の見通し。29年2月期の営業利益見込みでライバルの高島屋が3%増、J・フロントリテイリングも6%減に止まるのに対し、三越伊勢丹の業績は見劣りしていた。

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