日立製作所は8日、工場などの現場で人の作業を学習する人工知能(AI)をドイツの研究機関「ドイツ人工知能研究センター」と共同開発したと発表した。作業手順の案内やミスの防止に役立ててもらう。
AIが大量のデータを基に自ら学習する「ディープラーニング(深層学習)」技術を活用する。事前に「ねじを締める」「ボタンを押す」といった動作を覚え込ませておき、作業員には人の目の動きを追う眼鏡型のウエアラブル端末と、腕の動きを捉えるバンド型の端末を装着してもらう。AIは端末から送られる情報によりリアルタイムで作業員の動作を認識。次に必要な機械の操作や点検の項目を、音声などを通じて作業員に教える仕組みだ。2018年以降の商品化を目指す。
新たなAI技術は、ドイツ・ハノーバーで20日に開幕する国際情報通信技術見本市「CeBIT(セビット)」で展示する予定だ。