製薬会社ファイザーは13日、食物や薬剤などに起因するアナフィラキシー反応に使う、補助治療剤「エピペン注射液0.3mg」の製品の一部が正常に作動しない恐れがあるとして、自主回収を始めた。対象は日本国内で出荷された5974本。
注射液の容器の先端から針が出て接種する仕組みだが、海外に出荷した製品の中で針が正常に出ない不具合があった。日本国内では、不具合や健康被害は報告されていない。回収対象は2016年1月28日~3月24日に出荷されたもので、製造番号は「PS00019A」。
ファイザーは、アレルギーのある人らが対象製品を持っている場合は、受け取った医療機関や薬局に交換を申し出るよう呼び掛けている。
問い合わせは通話無料のエピペン回収特設窓口フリーダイヤル0120・665・766。受付時間は、月曜日から金曜日までの午前9時~午後5時半。