ボタンもスティックも使わず操作、VRで仮想体験 今までにないゲーム機がアミューズメント施設に続々登場 (2/3ページ)

VRヘッドマウントディスプレーで高度な楽しみ方ができる「OMNIARENA」
VRヘッドマウントディスプレーで高度な楽しみ方ができる「OMNIARENA」【拡大】

  • 手をかざして操作するバイキング「マジシャンズデッド」
  • ナムコとカルビーがコラボし「ファミスタ」の世界を取り入れたポテトチップスをゲームセンターで展開
  • コーエーテクモウェーブの「VRセンス」
  • バンダイナムコエンターテインメントが今夏にオープン予定の「VRZONEShinjuku」外観イメージ

 幅1メートル、長さ2メートルほどの筐体の中に設置された可動するシートに座り、前方のモニターに表示されるガイドに従って準備を整え、VRヘッドマウントディスプレーを装着する。何種類かあるゲームから希望のタイトルを選びプレーを始めると、展開に合わせて椅子が動いたり、風が吹いたり、香りが漂ったり、ミストが出たりといったさまざまなギミックが繰り出されて、プレーヤーをゲーム世界にいる気分にさせる。ホラーゲームの「ホラーSENSE ~だるまさんがころんだ~」(仮)、ジョッキーレースゲーム「ジーワンジョッキー SENSE」(仮)、「真・三國無双」などが楽しめる見通しだ。

 バンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)でも、昨年10月まで東京・お台場で運営していた「VR ZONE Project I Can」に置いてあった各種のVRアクティビティをJAEPO2017に持ち込み、楽しさをアピールしていた。迫る怪物に怯えながら廃墟の中を進んでいく「脱出病棟Ω」などは、愛知県長久手市に昨年12月オープンしたナムコ(東京都港区)のアミューズメント施設に導入され、休日には数時間待ちとなる人気施設となっている。8月には新宿の歌舞伎町にVRアクティビティを多数導入する大型施設「VR ZONE shinjuku」をオープン予定。日本でのVR普及を一気に推し進めそうだ。

 中国の中山市世宇動漫科技がJAEPO2017に持ち込んでいたのが「OMNI ARENA」というシステム。VRヘッドマウントディスプレーを装着し、手に銃型のコントローラを持って仮想空間で撃ち合うところまではよくあるVR。そこから台の上に乗り、腰の周りを輪のようなもので囲った上で歩く動きをすると、足裏がすべって体は前へは進んでいかず、それでいてバーチャル空間では歩いているような感覚を得られる。

今までに無い操作感が話題に

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