
VRヘッドマウントディスプレーで高度な楽しみ方ができる「OMNIARENA」【拡大】
幅1メートル、長さ2メートルほどの筐体の中に設置された可動するシートに座り、前方のモニターに表示されるガイドに従って準備を整え、VRヘッドマウントディスプレーを装着する。何種類かあるゲームから希望のタイトルを選びプレーを始めると、展開に合わせて椅子が動いたり、風が吹いたり、香りが漂ったり、ミストが出たりといったさまざまなギミックが繰り出されて、プレーヤーをゲーム世界にいる気分にさせる。ホラーゲームの「ホラーSENSE ~だるまさんがころんだ~」(仮)、ジョッキーレースゲーム「ジーワンジョッキー SENSE」(仮)、「真・三國無双」などが楽しめる見通しだ。
バンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)でも、昨年10月まで東京・お台場で運営していた「VR ZONE Project I Can」に置いてあった各種のVRアクティビティをJAEPO2017に持ち込み、楽しさをアピールしていた。迫る怪物に怯えながら廃墟の中を進んでいく「脱出病棟Ω」などは、愛知県長久手市に昨年12月オープンしたナムコ(東京都港区)のアミューズメント施設に導入され、休日には数時間待ちとなる人気施設となっている。8月には新宿の歌舞伎町にVRアクティビティを多数導入する大型施設「VR ZONE shinjuku」をオープン予定。日本でのVR普及を一気に推し進めそうだ。
中国の中山市世宇動漫科技がJAEPO2017に持ち込んでいたのが「OMNI ARENA」というシステム。VRヘッドマウントディスプレーを装着し、手に銃型のコントローラを持って仮想空間で撃ち合うところまではよくあるVR。そこから台の上に乗り、腰の周りを輪のようなもので囲った上で歩く動きをすると、足裏がすべって体は前へは進んでいかず、それでいてバーチャル空間では歩いているような感覚を得られる。