【群馬発 輝く】TEAD 異業種からドローン参入 長時間飛行を狙う (1/4ページ)

2017.3.30 05:00

組み上げ中のドローン本体が並ぶTEAD本社内=群馬県高崎市
組み上げ中のドローン本体が並ぶTEAD本社内=群馬県高崎市【拡大】

  • 横山勉社長
  • 飛行試験をするエンジン搭載のハイブリッドタイプのドローン

 食品の製造・卸や生活・美容雑貨の企画・製造・卸に軸足を移し、量販店、スーパー、ドラッグストアに販路を広げ、業容を拡大してきた「ヨコヤマコーポレーション」(群馬県高崎市)。スナック「よこやまのごぼうチップス」などのヒット商品も生み出し、2007年には東京営業所、翌年には中国・上海オフィスも開設するなど事業は順調に推移していた。ところが、そこから全く異業種と思える、無人機関連のサービス会社「TEAD」が、2016年4月に生まれた。

 ◆中国でのひらめき

 雑貨などの商品開発のために、展示会や工場探しのために何度も中国に足を運ぶ中、出合ったのが物流をはじめ「空の産業革命」とも期待が膨らむ無人機「ドローン」だ。

 「10年に中国・上海の展示会場でドローンを見た。欧米人が真剣に見ていて、これはホビー用に限られたものではない、と直感した」

 こうしてドローンの可能性に触発され「TEAD事業部」を2013年8月に創設。製造業・卸売業の世界から、無人機関連のサービス業に飛び込んだ。

 横山勉社長は、もともとラジコン飛行機や模型に造詣があり、飛行する機体の仕組みを理解することができた。自分で組み立てることができたため、事業展開のイメージにつながったという。

 1つのビジネスに固執せず、常に市場の動向とニーズに目を向けて、自己変革してきたことが大きく役立った瞬間である。

 「13年ごろから空中撮影の映像プロダクションや測量会社に営業をかけ始めたが、『まだいいよ』と関心がないところばかりだった」

 その後、中国でドローンが農薬散布に活用されているのを知り、そこに需要があると確信。農薬散布用ドローンを販売するには、農林水産航空協会と機体や散布の基準を決めるところから行い、その結果、自社開発した機体が国内初のドローンでの型式認定を受けるに至った。

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