中堅・中小の機械・金属メーカーなどが加盟するものづくり産業労働組合(JAM)は30日、傘下の1563の労組による28日時点の賃上げ交渉状況をまとめた。回答があった610組合のうち283組合がベースアップ(ベア)を実施。
平均額は前年同期比142円減の1285円となり、2年連続で前年を下回った。一部では大手を上回るケースもみられるが、大手と同様に息切れが鮮明になった。
ベアを実施した企業のうち、従業員300人未満の平均額が1397円で前年同期より125円少ないが、JAM加盟全体の平均額を上回った。
特に人手不足が深刻な北関東、東海、山陽、北部九州の組合で軒並み2000円以上のベアを獲得している。
定期昇給を含む全体の賃上げ妥結額の平均は5498円。前年同期に比べて2円減だった。
JAMは今春闘で、大手企業との賃金格差の是正を目標に掲げ、6000円以上のベアを要求していた。
宮本礼一会長は「来年は経営環境の難しい中での要求となる。賃上げの原資をどう確保するか」などと語った。