「アサヒの酎ハイはどうせ売れない」を覆した「もぎたて」大ヒットの理由 (4/5ページ)

2017.4.10 06:10

2016年に大ヒットした缶酎ハイの「もぎたて」
2016年に大ヒットした缶酎ハイの「もぎたて」【拡大】

  • もぎたての新フレーバー「新鮮 オレンジライム」
  • 他社製品を圧倒するフレッシュさを実現(出典:アサヒビール)
  • 宮广朋美さん

 「高温殺菌による劣化は仕方がないもの--。これが業界全体の常識でした。しかし、劣化を諦めてしまえば、ユーザーが求めている理想の酎ハイは実現できません。常識を疑い、実験を繰り返した結果、今までよりも低い温度で微生物を排除できることが分かりました」

 こうした試行錯誤によって生み出された「アサヒフレッシュキープ製法」(特許出願中)によって、レモンの風味を感じる香気成分濃度が他社製品の10倍も高くなるという実験結果も得られた。

 「他社製品と同じぐらいのおいしさではユーザーは振り向いてくれません。ブランドが生き残るためには、おいしさで圧倒し、そして、他社がマネできない技術が必要なのです」

「どうせ売れない」という社内外の意識を変えた

 宮广さんはプロジェクトリーダーとしてメンバーのモチベーション向上にも努めた。同社の場合、通常であれば商品の中身やネーミング、キャッチコピーなどを完成させてから販促のプロジェクトチームを立ち上げるのだが、宮广さんは商品のコンセプトと中身(成分)以外何も決まっていない段階から、多くのメンバーに加わってもらった。

 「『うちの酎ハイは売れない』という印象が全社的に根付いていました。それではモチベーションも上がりませんし、ヒット商品を作ることはできません。商品を完成させていく過程から多くの人に関わってもらうことで、より強い当時者意識を持ってもらい、団結力を高めようと考えました」

試飲すると「お、今回はいけるかもね!」と好反応

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。