
ノルウェーのフィヨルドで絶壁登頂に挑戦するロボット「エボルタNEOくん」と、開発者の高橋智隆氏=10日午後、東京都千代田区【拡大】
パナソニックは10日、9年ぶりに発売する乾電池の新製品の長持ち性能をPRするため、電池を搭載したロボットがノルウェーのフィヨルドで、高さ1000メートルの絶壁登頂に挑戦すると発表した。
チャレンジするロボットは「エボルタNEO(ネオ)くん」。高さ17センチと小型で、背中に搭載した2本の単3形乾電池を動力源に、手足を使ってロープをよじ登る。
7月上旬にノルウェー南部のシェーラグ山で挑む。午前4時半ごろスタートし、13時間以上かけて登頂する。現地の夏は太陽がほとんど沈まない白夜で、挑戦の様子をインターネットで中継する。
ロボットを開発した高橋智隆氏は東京都内の発表会で「必ず成功させたい」と意気込んだ。
パナソニックは、2008年に先代のロボット「エボルタくん」で米国のグランドキャニオンの絶壁を登頂。今回の挑戦はほぼ2倍の高さとなる。