
ABCコーヒー創業者の大塚ケビンCEO(左)とアルヴィン・チャン氏=東京・自由が丘【拡大】
大塚CEOはハワイ出身の日系4世。米グーグルでアジア太平洋地域のデジタルマーケティング責任者を務めた。チャン氏はサンフランシスコ発祥のフードデリバリーサービス「Zestly(ゼスティー)」の創業者だ。大塚CEOは「コーヒー文化はアナログ感が強い分、ITを導入して数値化できる部分もあり、おもしろい」と指摘する。たとえば、ドリップでの湯を入れるタイミングや抽出時間などだ。同店では抽出したコーヒーを専用機器で計測し、コーヒー豆の挽き具合、粉の量、湯の温度と抽出時の湯を注ぐタイミングで変化する計測数値を確認、「おいしい」と感じる手順を適正化する。独自開発の会員カードには注文履歴が記録できる。将来はこうしたデータを生かし、店舗会員に対する“自分好みのコーヒー”提案や、通販会員への銘柄に適した同社独自の抽出手順の情報提供を行いたいという。
国内では、客の目の前でドリップする「サードウェーブコーヒー」が米国から上陸後、広がっている。焙煎機を販売する大手家電メーカーが生豆の定期販売を計画するなど、こだわりを持つ消費者の増加が後押ししているとみられている。同CEOは「スタートアップだからこそ持てるスピードで改善しながら経営することで、より良いサービスを顧客に提供したい」としており、東東京エリアで2店舗目の年内開業を目指す方針だ。
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【会社概要】ABCコーヒー
▽本社=東京都渋谷区渋谷1-20-28
▽設立=2014年10月
▽資本金=100万円
▽従業員=2人
▽事業内容=会員制のコーヒー豆通信販売、飲食店経営