
中期経営計画について、会見で説明する日立製作所の東原敏昭社長=12日【拡大】
IoTとの連携を事業の軸に据えるのは例えば、鉄道では車両だけでなく、運行管理システムや、それを人の流れに応じて詳細に制御するデジタルシステムなども提供するなど、総合力を生かした差別化で高成長が期待できるからだ。
米ゼネラル・エレクトリックや、独シーメンスといった競合企業の営業利益率は10%を超え、IoT分野の成長投資で先行している。日立の収益目標の達成は、中核分野でのM&Aが鍵。製品だけでなく、販売網に強みのある企業の買収も検討する。