石油元売り最大手のJXTGホールディングスは12日、国内に11カ所ある製油所の統廃合について、遅くとも2019年度までに着手する方針を発表した。
石油製品の精製や販売などを担う傘下のJXTGエネルギーの杉森務社長は統廃合について「本年度の早い時期に計画を策定したい」とした。一方で「統合は従業員など地元対策が大きな課題になる」とも述べ、慎重に進める考えを示した。
JXTGホールディングスは同日、17~19年度の中期経営計画を発表した。備蓄している原油などの在庫評価を除く営業利益について、17年度に3500億円、19年度に5000億円を目指す。