【新興国に翔ける】国が違えば使い方も異なる (2/2ページ)

2017.5.30 05:00


【拡大】

 だから、話した方が絶対に早い場面であっても、ひたすらテキストを打ち込む。テキストだけでは冷たい印象を与える心配があるため、絵文字やスタンプを文章にちりばめるのだ。われわれにとってはこれが普通のことだが、世界からみると絵文字やスタンプは当初は変わった使い方で、日本ならではの特殊な文化だったといえる。

 どちらがいい、悪いということではなく、同じSNSやチャットアプリであっても、国によってここまで使い方が違うことを知るべきなのである。

 つまり、自分たちの製品やサービスも、海外では日本の常識とは異なる使い方をされるかもしれない。

 日本における使い方を海外の人たちに押しつけるのではなく、彼らなりの使い方を尊重し、サポートしていく。そうすれば、日本企業の製品やサービスが真に現地の消費者に親しまれ、もっともっと売れていくだろう。

 いかに現地の人の使い方に企業が合わせていくことができるか。それがグローバル展開で重要なのである。

                   ◇

【プロフィル】森辺一樹

 もりべ・かずき 海外販路構築のスペシャリスト。15年以上にわたり1000社以上の海外展開の支援実績を持つ。アジア新興国市場の販路構築が専門。海外市場開拓コンサルタントの第一人者として活躍中。“アジアで売る”ためのノウハウをネットラジオで無料配信中! www.spyderagent.com/podcast

 >>森辺氏のツイッターは @kazukimoribe

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。