
OurPhotoが提供するサービスの現場【拡大】
登録を希望するには一定の審査基準を通過する必要がある。具体的には面談を通じ技量や機材をチェックするのは当然のこと、コミュニケーション能力を重視する。平野社長は「サービスの根幹」と位置づけており、撮影が上手でもこの能力が水準に達せず、不採用になったケースもあるという。
現在は300人程度が登録。選ぶ際には各カメラマンの仕事ぶりが書き込まれたレビューが参考になり、評価実績に比例して安心感も高まって依頼が多くなるという好循環が生まれる。
利用料金は50分で6480円から。スマートフォンで予約し決済する仕組みでOurPhoto側には35%分の手数料が入る。必然的に好評価のカメラマンの方が料金は高めに設定され、一番人気は1万3000円。
「写真館と異なり自然な笑顔を撮ってくれる」といった理由で人気を集めており、結婚式の2次会やお宮参り、ホームパーティーなど需要も多種多様だ。1人で1日5件をさばくケースもある。
キヤノンMJの松村謙・パーソナルライフマーケティング部部長は「いい機材を使って撮影すればスマホと違い、深みがある一生モノの写真を入手できる。新サービスを通じてこのことに気づいてほしい」と、カメラ需要の拡大だけでなく写真文化と周辺ビジネスの活性化に期待を寄せている。