東芝半導体 技術流出防止・雇用維持を重視 経産省、主導権確保に奔走 (1/2ページ)

2017.6.22 06:15

記者会見で、世耕弘成経済産業相は「技術流出の防止や雇用の確保、産業革新の観点から一定の条件を満たしており歓迎したい」と述べた=21日午後、経産省
記者会見で、世耕弘成経済産業相は「技術流出の防止や雇用の確保、産業革新の観点から一定の条件を満たしており歓迎したい」と述べた=21日午後、経産省【拡大】

 産業革新機構を軸とする「日米韓連合」が東芝メモリ買収の優先交渉権を獲得できた背景には、半導体技術が国外に流出することへの官側の強い危機感がある。

 経済産業省は、日本側が主導権を確保し、技術流出を防ぐため、自ら陣営作りに奔走。提示額はライバルを下回ったが、少しでも高値で売りたい東芝も、国内雇用を維持できることと合わせて「総合的な判断」(同社)に傾いた。

 東芝メモリが手がける記憶用半導体「フラッシュメモリー」は、データセンターやスマートフォンの情報保存に使われる。その技術は日本の半導体産業を支えるだけでなく、軍事転用の恐れがある。世耕弘成経産相は「懸念があれば躊躇(ちゅうちょ)なく発動する」と、安全保障にかかわる技術流出を規制する外国為替及び外国貿易法(外為法)の適用にたびたび言及した。

 しかし、半導体大手の米ブロードコムや台湾鴻海(ホンハイ)精密工業といったライバルに比べ陣営作りは遅れた。革新機構と日本政策投資銀行は、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と連合を組んだが提示額は1.8兆円。3兆円近い鴻海(ホンハイ)、約2.2兆円のブロードコムに差をつけられた。並行して経団連が日本企業に出資を呼びかけるも、応じる動きは広がらなかった。

「(罪のない)半導体のリストラは何としても避けたい」

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