■16年9月~17年5月期
カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが13日発表した2016年9月~17年5月期の連結決算は、最終利益が前年同期比69.1%増の1201億円だった。アジアを中心に海外のユニクロ事業が好調だった。円安に伴い外貨建て資産が増加し、為替差益を計上したことも利益を押し上げた。ただ、国内ユニクロ事業は増収を確保したものの、人件費や物流費がかさみ苦戦した。
全体の売上高は、3.0%増の1兆4779億円だった。牽引(けんいん)したのは海外のユニクロ事業だ。中国や韓国、東南アジアで売り上げを伸ばし、米国も構造改革を進めた結果、赤字幅が縮小した。海外ユニクロ事業の部門営業利益は61%増えた。
一方、「価格に対してシビアで、厳しい環境が続く」(岡崎健グループ上席執行役員)という、国内ユニクロ事業は利益を減らした。大型連休や母の日などイベントに合わせた販売企画が奏功したことで、売上高は1.2%伸びた。だが、人手不足に伴う人件費の上昇や物流費の高騰などを受け、コストが膨らんだ。国内ユニクロ事業の部門営業利益は0.6%減だった。