--海外事業はどう拡大する
「合成樹脂や合成ゴムなど機能化学品で成長の余地があり、今後海外に合成ゴムのコンパウンド(複合材料)や機能化学品の生産拠点を設けることも検討する」
--戦略投資も活発化している
「今年10月、兵庫県尼崎市にある研究センター内に新棟を設け、研究開発機能を大幅に充実させる。新製品は、自動車やエネルギー・環境分野など当社が得意とする産業、技術分野に特化し事業化を推進する。また、M&A(企業の合併・買収)もヘルスケア事業を中心に積極的に活用し業容を拡大する」
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【プロフィル】寺田健志
てらだ・けんし 京大工卒。1988年大阪曹達(現大阪ソーダ)入社。2014年取締役上席執行役員、取締役常務執行役員を経て17年6月29日から現職。大阪府出身。