
特許出願したヤマビル凝固剤「ツカサダウンヒル」を手にする中里司さん【拡大】
早速、自宅でヒルの一種を採集し、ニガリを付けてみると、ヒルはもだえ死んだ。ニガリの凝固作用だった。「これでいける」と確信し、ニガリの濃度や保湿作用のあるグリセリンを混合するなど試行錯誤を重ねた。実験用のヤマビルを採集するため地元の山に入り、吸血される苦労もあった。
7月上旬、特許庁に特許出願する一方、千葉県の水産会社に商品製造を依頼。業務用「ツカサダウンヒル」(500ミリリットル、税別3600円)をはじめ家庭用など計3種類を商品化した。山地などヤマビルの生息域に入る前に衣服や靴などにスプレーで噴霧して使用する。ヒルが塗布面に接触すると死滅する効果があるという。
中里さんは「林業や農業従事者、ゴルフ場の従業員ら多くの人が、ヤマビルの恐怖から解放されれば」と話している。問い合わせは佐野大黒屋(電)0283・62・2087。