【高論卓説】歴史が動いた… トヨタとマツダの資本提携、EV本格化 「シリコンバレーから天才を」 (3/3ページ)

トヨタとマツダのロゴ(桐山弘太撮影)
トヨタとマツダのロゴ(桐山弘太撮影)【拡大】

 南武線エリアの意思疎通が容易な人材だけではなく、世界のIT産業の集積地である米シリコンバレーから天才を取り込みたい。未踏の分野では天才が新境地を切り開き、全体のレベルを引き上げる。PFNなどのベンチャーは柔軟に人材確保に対応できようが、トヨタやマツダのような巨大企業では、何かと制約はつきまとう。

 わが国では、一部の専門職を残業代支払いなど労働時間に関する規制から除外する「高度プロフェッショナル制度」の導入が、実現できなかった。相変わらず時間軸が基本で、成果軸で評価される米国企業の「エグゼンプト(公正労働基準法の対象から免除された)社員」は、きっと違和感を抱く。

 職務給の本格導入や社員の人事権を人事部ではなく部門長が持つ体制への移行など、グローバルに対応する人事制度の改革が変化を迎える大手企業に求められる。

【プロフィル】永井隆

 ながい・たかし ジャーナリスト。明大卒。東京タイムズ記者を経て1992年からフリー。著書は「アサヒビール 30年目の逆襲」「サントリー対キリン」など多数。58歳。群馬県出身。

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