【ドローンタイムズ】「日本の農業に貢献したい」 農薬散布の中国最大手が参入 (2/2ページ)

記者発表で質問に答えるXAIRCRAFT創業者のひとりJustinGONG氏
記者発表で質問に答えるXAIRCRAFT創業者のひとりJustinGONG氏【拡大】

  • 中国の農薬散布ドローン最大手、XAIRCRAFT社が日本市場に投入するUAV「P202017」は自動航行ができる

 また手間のかかるバッテリーとタンク(ケミカルタンク)もカートリッジ仕様になっているなど工夫されていて、煩雑な作業なしで交換が可能だ。可変速度アトマイザーを搭載していて、風量など状況に応じて液滴調整が可能となっている。日本で需要の高い粒材には現在は対応していない。

 記者発表に出席したXAIRCRAFT創業者のひとりJustin GONG氏は「日本では販売とリースで年間3000機の普及が目標だ。日本の農業に貢献したい」と意欲を語った。

 同社は2007年に創業し、ドローンは当初空撮系を開発したが、2014年から産業用に転換、農薬散布ドローンでは中国国内トップのシェアを誇っている。トラブルに対するサービスや日本での自動航行には法改正など課題も多いが、今後は日本市場で目の離すことのできない存在となりそうだ。(渡辺照明)

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