なぜファストリ柳井氏はブレない? カツ丼と天丼で迷ったら…優秀な経営者の意思決定 (2/6ページ)

「このノートを踏み台にして、あなたに柳井正を超えていってもらうこと、それが私の心からの願いです。」
「このノートを踏み台にして、あなたに柳井正を超えていってもらうこと、それが私の心からの願いです。」【拡大】

 当時すでに、ファーストリテイリング(FR)では、幹部社員向けに柳井さんの経営理念をまとめた「経営理念23カ条」という小冊子をつくっていました。この中に書かれているのも当たり前のことばかりで、そのまま読むだけでは退屈です。そしてどんな聞き方をしても、柳井さんはいつも同じ答えなのです。

 ところが、さらにインタビューを重ねるうちに、私の目が曇っていただけであることに気付かされました。

 柳井さんは自分自身を「商売人」だといいます。商売では、ありとあらゆることが具体でなければ意味がありません。目標は具体的に設定しないと意味がありませんし、結果は具体的にしか出てきません。問題も必ず具体的な形で現れます。

 柳井さんのような優れた経営者の頭の中にある原理原則とは、実はこうした膨大な具体的経験、具体的なトラブルから抽出された、論理の結晶体なのです。わかりやすい言葉で言えば、「要するに、こういうことだ」なのです。

 この「要するに、こういうことだ」を純化して純化して純化し切ると、般若心経のごとく簡潔極まりない「経営理念23カ条」に行きつく。柳井さんが何を聞かれても「当たり前ですけど」と答えるのは、それだけ経営理念が結晶化されていて、ブレがないからなのです。

「カツ丼」と「天丼」の違いを考えられるか

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