「たべっ子どうぶつ」なぜ英語教育に注力? ビスケットにキリンとワニが含まれない理由も聞いてみた (1/3ページ)

ギンビスの「たべっ子どうぶつ」バター味
ギンビスの「たべっ子どうぶつ」バター味【拡大】

 先日、久しぶりにギンビスの「たべっ子どうぶつ」を食べた。可愛らしい動物のイラストが描かれたピンク色のパッケージでおなじみの、同社を代表するロングセラーのビスケットだ。動物をかたどった菓子の表面に「LION」など英語名が印字してあるのが特徴で、箱には英会話のコーナーも設けている。一つ、また一つと菓子を頬張りながらパッケージを眺めているうちに、「なぜ子どもの英語教育に力を入れているのだろう」「そもそも動物がモチーフのビスケットを作ろうと思ったきっかけは…」といった疑問がわいてきた。さらによく調べてみたところ、実はパッケージに登場するキリンやワニはビスケットには含まれていないという“衝撃の事実”も発見。これらの理由を明らかにするため、開発に至った背景など広報担当者に尋ねてみた。(SankeiBiz 大竹信生)

 たべっ子どうぶつは約40年前に販売開始されたギンビスの人気ビスケット菓子。筆者が食べたのはこの菓子の原点である箱入りのバター味だが、現在では「チョコ」や「おやさい」など様々な派生商品を展開している。パッケージカラーも味のイメージに合わせて茶色や緑色など多種多彩で、6袋入りのファミリーパックや小分けした5連パックなどパッケージングの種類も増えている。

 バター味には計46種類の動物が入っており、ヒツジはSHEEP(シープ)、キツネならFOX(フォックス)のようにそれぞれの動物の英語名がアルファベットで印字されている。パッケージの背面には全46種の動物の英語名一覧を表示。英会話レッスンのコーナーでは「What are you doing? ホワット アー ユー ドゥーイング(何をしているの?)」などカタカナによる発音ガイドと和訳も併記し、寸劇のイラストに動物を擬人化したキャラクターを用いることで子どもの興味を引く工夫もされている。

たべっ子どうぶつを思いついたきっかけは?