
最終審査に臨みレッドエッグ、ゴールドエッグを受賞した5人(左から、崎楓真氏、薬師神陸氏、赤井顕治氏、音羽創氏、山口智也氏)【拡大】
審査の結果、レッドエッグは「アーククラブ迎賓館」(広島市西区)でフランス料理を提供する赤井顕治さんに決定した。2次審査まではフランスで働いていた彼は、厳しい職場環境のなか、睡眠時間を削って課題に挑んだ。その後、地元の広島から日本全国、そして世界へ発信できるレストランをつくりたいと帰国したなかでの挑戦だった。「自分の夢を達成するには、大きな大会で一番にならないといけない。自己成長するためのスタートラインだと思って応募した」と動機を語り、「最後まで120%の力を尽くした」と振り返った。審査員長の「Wakiya一笑美茶樓(いちえみちゃろう)」オーナーシェフ脇屋友詞さんは、「レッドエッグは料理技術だけじゃなく、磨いたら輝く人を選ぶ。赤井さんには仲間や生産者への感謝が節々に見られ、広島という地域を見てもらいたいという文章にも心を打たれた」と人間性や将来性を高く評価した。
実際に赤井さんは「僕の夢は一人では無理かもしれないが、広島の生産者や器職人などレストランづくりに関わる人とタッグを組めば絶対に可能だと思っている」と仲間への尊重と強い意思を語っていた。地方を拠点とした料理人がグランプリを獲得したのは初めて。地方発のレストランが注目される今、活躍に期待したい。今大会では、19歳の崎楓真さんが最終審査まで残り、ゴールドエッグを獲得するなど、新しい流れもみられた。日本の食に対する期待が高まるにつれ、若者の志も大きくなっているのだろう。今後もRED U-35は、若い料理人の夢と挑戦を応援していきたい。
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