
マツダのデミオEV【拡大】
マツダが、2019年にも中国で電気自動車(EV)を発売する方針を固めたことが24日までに、分かった。中国では19年から車の環境規制が強化されることが決まっており、マツダはEVの投入で対応する考えだ。
最大市場である中国のEVシフトを受け、ホンダは18年、トヨタ自動車は20年以降に中国でEVを発売する。日産自動車も18年以降、新型「リーフ」など複数のEVを投入する方針で、マツダも日系メーカー各社と足並みをそろえる。
マツダが中国で売り出すEVは、現地で人気が高まっているスポーツ用多目的車(SUV)などが候補になるとみられる。開発や生産では合弁相手の長安汽車と協力する方向だ。
マツダは19年に米国でEVを発売する方針を既に表明している。
米国と中国のほか、日本や欧州でも規制動向をにらみながらEVの投入を検討する。
中国は19年から、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの「新エネルギー車」の生産を一定割合で義務づける規制を導入する。