【木下隆之のクルマ三昧】プロドライバー、レースがない日は何してる? 仕事内容や年収構成は? (2/3ページ)

 では、レースを戦っていない日は何をしているのか?

 主なのは、レーシングマシンの開発だ。戦闘力を高めるために走り込む。だがそれすらも毎日あるわけではない。自動車やタイヤの開発に携われるドライバーはほんの一握りだが、それすらも頻繁にあるわけではないのだ。 

 その他は、所属するレーシングチームを訪れて、事前の戦略を練ったり打ち合わせをする。一方でトークショーの出演依頼をこなし、サーキット走行会の講師をする。

レース前の木下氏

レース前の木下氏

 著名なドライバーになれば、自らのブランドを立ち上げ、アパレルやグッズ販売をするからそのミーティングもあるだろう。だが、それ以外の空き時間にジムに通い、あるいは最近はやりのドライビングシミュレーター(バーチャル形式の運転訓練)で走る。そんな比較的穏やかな日々を過ごしているのである。

 ◆レーシングドライバーの収入構成は?

 では、レーシングドライバーの収入構成はどうなっているのだろうか。 

 ドライバーといってもピンキリだから、それぞれ事情が異なることを前提で紹介しよう。まずはチームとの契約金が柱になる。基本的には年間契約だ。支払いが月割りであったり、年初に一括であったりと支払いパターンは異なるものの、契約金が生活を支える。

 トップドライバーになれば、それは自動車メーカーやタイヤメーカーから決して少なくない契約金が得られる。

 さらには個人スポンサーが加わる。レーシングスーツやヘルメットに貼られている企業名やブランド名が、対価としてスポンサーから支払われる。もちろんトークショーや走行会のゲストとして呼ばれれば日当が発生する。その辺りが基本的な収入源になるのだ。

トヨタの豊田章男社長たちと写真に収まる木下氏(中央のマシンの左隣)

トヨタの豊田章男社長たちと写真に収まる木下氏(中央のマシンの左隣)

年間14日だけのオイシイ職業?